珍獣yu-noのブログ

昔のどこぞのゲームのダメ珍獣使い 温泉ソムリエマスターと言って格を上げる(上がってない)

温泉の知識をまとめるだけの日記そのさん

前回までで硫黄泉の成り立ちがわかった。

今回は硫黄泉の性質を話していこう。

硫黄泉は、まず硫化水素の有無で硫化水素泉と硫黄泉に分けられる。

共通した特徴をまず書いていく。

どちらも、湧出時は無色透明だ。

ちなみに、一つの例外を除き温泉は基本的に湧出時は無色透明なのだが、その話はまたいずれ。

硫黄は硫黄化合物の含有量から硫黄化合物中の硫黄(元素記号S)の量が1kg中に2mg入っていれば硫黄泉と認定される。

微量でも認定されるため、硫黄泉の成分総量は総じて低い値になりやすい。

だがこれは、すなわち泉質が薄いというわけではなく、そんな微量でも硫黄は強い特徴が出るためであり、単純に成分総量で他の泉質と比較はできない。

次に硫化水素泉の特徴。

硫化水素泉はその名の通り硫化水素を多量に含む泉質で、強い酸性を示しやすく、湧出から時間が経つと白濁色になりやすい。

硫化水素特有の、卵が腐ったようなという匂いが強烈に現れる。

火山性の硫黄泉は基本的にこの泉質になる。

また、人体に有害な硫化水素ガスも発生しやすいため、浴室の換気には相当気を使う必要がある。

実際に、換気が不十分であったために浴場で人が倒れる事故もしばしば起こっている。

 

強い特徴を示すため、温泉のイメージとしてよく挙げられ、ファンも多い。

 

明日は非硫化水素泉の特徴から行くのでよろしくー。